佐世保市ふるさと納税カタログ(エディトリアル担当)

2023年02月01日 実績

 

株式会社広告のアクセス様が担当された「佐世保市ふるさと納税カタログ」の制作におけるエディトリアル協力をいたしました。

 


 

佐世保市はふるさと納税に非常に力を入れており、今回のカタログでは9カテゴリ約650にものぼる返礼品が掲載されており、ページ数も約160ページと非常にボリュームがあります。

カタログには返礼品だけでなく、返礼品の紹介記事や寄付金の使い途などの記事も掲載され、読み物としても楽しいものに仕上がっています。弊社では全ページの誌面のレイアウトおよびデザイン(イラスト)や取材などを担当しました。

従来の誌面との大きな違いは全体を通して手描きのイラストレーションを大胆に使ったことです。表紙だけでなく返礼品の各カテゴリの扉のページにも使っています。カタログの有効期限が終わった後はページを切り離して飾れるような、おしゃれなカタログを目指して企画しました。

 


 

 

佐世保市ふるさと納税特設サイト(https://furusato-sasebo.jp/

佐世保市ふるさと納税へのお問い合わせ(https://furusato-sasebo.jp/contact/
 


CL:広告のアクセス(https://www.accessinc.co.jp/

店舗移転・リニューアルに伴うブランディング(精肉店)

2023年01月16日 実績

 

佐世保市の精肉店「相伽和店」(あいかわてん)様の店舗移転に伴うブランディングのお手伝いをいたしました。

 


 

相伽和店さんは現在の社長さんのお父さんが大宮公設市場でお店を始められた「まちのお肉屋さん」です。
今回の移転前まではバス通りから一歩奥まった場所に店舗があったこともあり、お客さんから見つけてもらいやすい場所へ移転したいという長年の悩みがありました。
また地域の高齢化に伴い、お客様も高齢化しており、今後の経営を考える上でも若い新規のお客様を獲得していくことが必要でした。
こうした背景のなか、店舗からほど近い場所にバス道路に面した空き店舗に移転できることが決まったタイミングで依頼をいただきました。

 


 

当初はロゴ制作などアウトプット系のみの依頼でしたが、数回のミーティングを経て接客などの課題も見えてきました。そこで社内意識の統一とブレのないメッセージを発信するためにブランディングにも着手することとなりました。

約3ヶ月、数回のワークショップとミーティングを経て、ブランドアイデンティティが完成。自分たちが誰にどういう価値を提供したいのか、そのためには何をすべきなのかをまとめた「理念」です。このブランドアイデンティティをベースにデザイナーさんから数案のロゴを提案してもらい、ようやくロゴが完成しました。

 


 

ブランドに対する誤解のひとつに「ブランドになるためにはロゴが必要だ」というものがあります。これは裏を返せば「ロゴがあればブランドになれる」という誤解であると思っています。

この「ブランド=ロゴ」という信仰に近いもの(と私は思っていますが)は、遡ればDCブランド全盛期の80年代にルーツがあるのではないかと考えています。その当時以上にブランドネームやキャラクターが大きくプリントされたアパレル製品がもてはやされた時代はないのではないでしょうか。ブランドネームやキャラクターが主張するアパレル製品は、つまり「私はそのブランドを身につけていますよ」という最もわかりやすいアピールです。そしてその当時はそのアピールが自然に羨望の的であった時代でもあり、「ブランド=ロゴ」という図式が最も輝いていた時代です。

ここ最近「ブランド」「ブランディング」に対する書籍や話題も増え、社会的な認識やニーズも高まってきつつあるように感じます。そんな中でロゴと同様に「ブランド=かっこいいデザイン」のような誤解も同時に発生しているように感じます。あえて誤解と言うのは、それさえやっていればブランドになれるのだろう(なりたい)という幻想を感じずにいられないからです。

 

話がそれました。そもそも「ブランド」とは商品やサービスを他者のものと識別するための記号です。その記号は、形でも色でも、匂いでも、品質でもロゴでも、デザインでもいいのです。さらにはジャパネットの高田社長のようなアイコン的な経営者でもいいのです。最初は単なる商品・サービスでも、色や形、ロゴやデザインといったフィルターを通して、それを手に取った“多くの”人が他者のものよりも優れた特徴を認識することで市場における優位なポジションを徐々に獲得し、その積み重ねが「信頼」や「安心」「評判」となっていく。その積み重ねが結果として「ブランド」という揺るぎない牡蠣として確立されるのです。

お説教くさい話と思われるかもしれませんが、ブランドに対する正しい認識がないと、ブランディングの正しい道筋が見えません。正しい道筋なしにロゴやデザインを進めてしまうと、結果として遠回りになってしまいます。
ブランディングを進めていく上で大切なこと、それは当たり前ですが商品・サービスが良いものであることが必須の条件です。これは抜きん出て良いものでなければならないということではなく、一定の人々にきちんと評価がされれば良いということです。そのうえで、品質の良さを覚えてもらう、多くの人に伝える、自分たちがこの商品・サービスを提供している思いに共感してもらうためには、どのような方法が良いのかを考えた時に、ロゴやパッケージデザイン、CMやウェブといったアウトプットが“必然性”とともに活用されるべきなのです。

経済のグローバル化を経てウィズコロナの時代に突入し、大企業ではマーケティングやセールスプロモーションと同様にブランディングが重要な施策として認識されています。地方企業ではこれからという段階ですが、自社の価値をきちんと伝えることが売上につながるのだという認識が徐々に浸透しつつあります。ただし上で述べたように、誤解が多いことも事実です。ブランディングを進める際には、アウトプットだけでなく自社(商品・サービス)の価値や理念まで理解し、場合によっては再構築できるようなパートナーを選ばれることをお勧めします。

 

つむぎラボではブランディングだけでなく、「求人」「販売」「マーケティング」などさまざまな課題解決に向けたご提案をいたします。ウェブサイトなどのアウトプットだけでなく、本質的な課題解決のためのブランディングまで幅広くサポートいたします。まずはお問い合わせください。

 


CL:有限会社相伽和店(https://aikawaten.co.jp


 

アニメーションCMによる採用ブランディング(機械修理業)

2022年12月21日 実績

 

艦船のメンテナンスや各種機械のメンテナンスを行っている「山口マシナリー」様の採用ブランディングを目的としたCM制作を担当いたしました。

 


 

CMの舞台は100年後の未来。そこでの生活の舞台は宇宙にまで広がり、山口マシナリーも宇宙ドックで宇宙艦船の整備にあたっているという設定です。

メンテナンスのために宇宙ドックに入港する艦船の修理にあたるスタッフは難しい修理に思わず声を荒げます。そこで上司が「修理に必要なのは愛だ」とアドバイス。無事に修理を終え、ドックかた宇宙に飛び立つ艦船をスタッフが見送ります。

「修理に必要なのは愛だ」というのは山口マシナリーの社長のメッセージ。どんな機械でも愛情を持って修理にあたれば直せないものはないという信念。そして100年後の未来という設定は、未来志向で常に挑戦を続け、進化し続けたいという企業の姿勢。

これらのメッセージに共感してくれるスタッフに集まってほしいという意図で制作しています。

 


 

厚生労働省がまとめた「新規学卒就職者の離職状況」(2021年度)によると、小規模事業所の新卒3年以内の離職率は30%前後にも上るそうです。

採用にコストをかけ、教育にコストをかけ、さぁこれから!というタイミングで辞められてしまっては元も子もありません。

採用ミスマッチの原因には「待遇面」「(業務の)ストレス」などさまざまな要因がありますが、つむぎラボでは「この会社で、この仲間と一緒に成長したい」と考える“同志”を集められていないこともあると考えています。

採用戦略で失敗しないためには、採用のスリーリーをきちんと描き、ストーリーに沿った打ち手を適切に設計する必要があります。決して打ち手を変えればいいというものではありません。

現在の打ち手に手詰まり感を感じている、戦略設計を見直したいという場合はご相談ください。

 


CL:山口マシナリー(https://www.y-machinery.co.jp/


 

創業支援施設のリブランディング業務

2022年12月05日 実績

佐世保市の創業支援施設である「佐世保市産業支援センター」(以下、産業支援センター)のリブランディングを担当しました。(2022年11月現在業務継続中)

 


 

産業支援センターは中小企業診断士などの資格を持つ産業コーディネータが創業に関することや経営相談にのる公的施設です。創業希望者には創業計画書の作成や創業融資のサポート、経営相談では産業コーディネータさんの経験や知識と幅広いネットワークを使い、ビジネスマッチングや補助金・助成金申請のサポートなどを行っています。

また新規創業者対象のレンタルオフィスも行っていて、資金的に厳しい創業時に格安で事務所を構えることができます。

実は私も独立後、入居していた思い出のある施設です。個人事業には広すぎるくらいのスペースがあり、また市内中心部という立地などが魅力です。

 


 

産業支援センターでは令和3年度(2021年度)から従来の創業支援、経営相談、インキュベーションという事業に加えて、新しくDX支援、スタートアップ支援を行っています。

DX支援はその名の通り、全世界的な潮流となっている企業のDX化を促進するための各種アドバイスやビジネスマッチング、そしてスタートアップ支援はスタートアップ企業を目指す方に対する各種支援や「Start Up 99」(西九州させぼ広域都市圏ビジネスプランコンテスト)の開催による新産業育成支援を行っています。

施設自体は現在の場所に移転する以前から存在していましたが、市民への認知が十分ではありませんでした。また、新しく始めたDX支援、スタートアップ支援を周知するためにも幅広い認知の獲得が課題となっていたことを背景にリブランディングを行いました。

 

社会的にITベンチャーやスタートアップ企業が注目を集め、また全国的にビジネスプランコンテストが開催されているとはいえ、創業支援施設というのはまだまだ一般の方にはなじみが薄い施設であることは否めません。

しかし国の政策にもなっているように、今後社会のデジタルシフトは急速に進んでいきます。AIに取って代わられてなくなる職業も多いと言われているなか、新しい社会のあり方に適応する支援をする施設にふさわしい姿。それが今回のリブランディングにおいて求められていることでした。

 

ブランドとは自身が「ありたい姿」「あるべき姿」と定義し、相手にも同様のイメージを持ってもらうことで成立します。「ありたい姿」「あるべき姿」とは自身の『らしさ』とも言い換えられるもので、他者が真似できない独自のアイデンティティーです。

産業支援センターが佐世保市の創業支援のシンボルとしてブランドになるためには、「ありたい姿」「あるべき姿」を定義し、活動自体を発信し、その存在感を示してていく必要があります。そのためのビジュアルシンボルとして愛称・ロゴの策定とウェブサイト(ホームページ)の構築を行いました。

 


 

愛称・ロゴの策定では関係者に対するヒアリングやアンケートをベースに議論を重ね進めていきました。支援する業務の幅が広く、また対象者についてもビジネスというベクトルは同じでも見据える未来は異なるため難航した部分もありましたが、なんとか着地しました。

 

VSIDE公式サイトホーム

 

新しい愛称は「VSIDE」(ビサイド)で、これは伴走支援をする施設の姿から導いたbeside(側にいる)というキーワードから作った造語です。Vの部分には「Victory」「Vision」「Value」という3つのVの意味が込められていて、この3つのVが円のように構成されるロゴマークは、施設利用者が360度全方位から支援を受けPDCAを回していくという姿を表現しています。

 

ウェブサイト(ホームページ)については、これまで支援センターの情報は市役所のホームページ内にぶらさがったページという位置づけで、公式サイトいうものが存在しませんでした。それも施設の認知が低かった一因と思われます。

ページにおいては補助金や公的支援のお知らせが情報発信のメインでした。それでは創業支援や経営相談だけでなく、DX支援やスタートアップ支援という高い専門性が求められる支援を行っている施設という存在感を示すことはできません。

専門的な情報発信を行うことで、「相談できる」「支援してもらえる」「頼りになる」施設であることを知ってもらうことが重要と考え、さまざまなコンテンツの配信を行うウェブサイト(ホームページ)を目指しました。

 

多彩なコンテンツを配信中

 


 

支援センターのリブランディングは愛称・ロゴとウェブサイトで終わるわけではありません。

ウェブサイト(ホームページ)を通じた情報発信、Start Up 99をはじめとしてた各種イベント・セミナーの開催なども継続的に必要です。そして未来を指向する若い世代が刺激し合えるようなコミュニティの醸成していくことや、新しい時代を予感し、共感できるような場所の整備も求められます。やらなければならないことは山積していますが、VSIDEではそれらに今後取り組んでいかれるようです。つむぎラボでももちろん、さまざまな形でサポートしていくつもりです。

今後のVSIDEにご期待ください。


CL:佐世保市(https://www.city.sasebo.lg.jp

VSIDE(https://vside.jp


unknown.png

 

ホームページのアクセス解析データ、ちゃんとビジネスに活かせていますか?

2022年11月28日 お知らせ

自社のホームページが「どれくらいの人が見ているか」「どんなホームページからやってきているのか」「検索キーワードは何か」などを知ることができるアクセス解析ツール。
なかでも代表的なのがGoogleが提供するGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス。無料でもあることから多くの企業のホームページで導入されています。

 

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス、役割の違い

 

GoogleサーチコンソールはGoogle 検索結果での掲載順位を管理するツールで、ホームページへ訪問してくるまでの情報を調べられるのが特長です。

 

 

例えば「特定のキーワードで検索した際、何回自社サイトのURLがクリックされたか」(クリック数)「特定のキーワードで検索した際、何回自社サイトのURLが検索結果画面に表示されたか(表示回数)」「自社サイトが検索結果に表示される平均順位(平均掲載順位)」などがわかります。

検索キーワードがわかればユーザーがホームページををどのような目的で訪問したのかを知るだけでなく、隠れたニーズを発掘できたり、用意すべきコンテンツが何かということが判断できます。つまりSEO対策のためには導入すべき必須のツールと言えます。

 

対してGoogleアナリティクスは主にホームページにやってきたユーザーのサイト内での行動を調べられるものです。ホームページに訪問したユーザーがどれくらいいて、どういう属性で、どういう行動(ページを見た、購入した、問い合わせをした)をしたかを計測します。

 

新世代のアナリティクスGA4

 

これまでGoogleアナリティクスでは第3世代のシステムであるユニバーサルアナリティクス(UA)で動作していましたが、2020年10月、新世代のGA4が登場しました。

 

従来のユニバーサルアナリティクス(UA)では、スマホやPCなど機器ごとにユーザーを判別するものでした。そのため、同一のユーザーであっても、機器が異なると別のユーザーとして判断される可能性があり、ユーザー行動を詳細に把握できない場合がありました。
新しいGA4では「パソコンでチェックしたしたアイテムをスマホアプリから購入」といったデバイスをまたいだ行動でも同一ユーザーとして判断できるようになっています。
この他、機械学習の導入や自動計測の充実など、サイト内でのユーザー行動の質を以前よりも詳しく計測できるようになったというのが特徴です。

 

GA4の登場によって2023年7月1日をもって、ユニバーサルアナリティクス(UA)におけるデータ取得が停止することになっています。つまりGA4へ移行しないと新たなデータ取得ができなくなります。

 

データ分析が今後のビジネスを左右する

 

ECショップを運営していたり、ホームページ経由の受注や問い合わせがビジネスの生命線となっている企業でもなければ、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスのデータ分析で戦略を練っているという企業はそう多くないでしょう。

 

しかし社会全体が急速にデジタル化していくなかで、大企業に限らず中小企業でもデータの上手な活用がビジネスを左右していくようになっていくものと考えられます。
少なからずデータという「事実」があれば、誤った判断や無駄な打ち手が減ることでしょう。またSNSなど多様化する顧客との接点においても、どこに力を入れるべきかわかることでしょう。

 

一方でアクセス解析ツールは機能が豊富なため、何をどう見れば良いのかわからないという声も多くあります。しかし多くの企業にとって、それらのデータが全て必要であることは稀です。

 

データを連携、共有、活用しよう

GoogleにはLooker Studio(ルッカースタジオ)というデータをまとめてレポートしてくれるツールがあります。ルッカースタジオにGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスのデータを取り込んで、知りたい指標だけグラフ化すればデータの共有も簡単にできますし、分析も格段にやりやすくなります。

 

ホームページのデータを覗いてみると思わぬ「宝」を発見できるかもしれません。これを機会に、ホームページのデータの活用について再検討されることをおすすめします。

 

 

つむぎラボでは

 

  • UAからGA4への移行
  • GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携
  • ルッカースタジオのレポート設定
  • レポートに基づくウェブマーケティング

 

などを支援します。お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

facebook twitter