新年明けましておめでとうございます
旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました
本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
令和4年元旦
新年明けましておめでとうございます
旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございました
本年もご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます
令和4年元旦
特許庁では中小企業等が抱える様々な経営課題について、自社のアイデアや技術などの「知的財産」の側面から解決を図る支援をINPIT(インピット:独立行政法人工業所有権情報・研修館)という外郭団体が行っています。
今回INPIT長崎県知財相談総合支援窓口からの要請があり、ブランド支援の専門家として登録されました。早速来週より相談業務を担当します。初めてのことなので少しドキドキです。
INPIT知財相談窓口は各都道府県に設置されていて、佐世保市だとこれまではつむぎラボが入居している佐世保市産業支援センターで出張相談を受けられましたが、最近になって佐世保市労働福祉センター(佐世保市稲荷町2-28)へと変更になっているようです。
知的財産関連のことで悩んでおられる方は、まずINPITで無料相談を受けてみられてはいかがでしょうか。相談内容がブランドに及ぶと、私が支援させていただくこともあるかもしれませんね。
知財ポータル https://chizai-portal.inpit.go.jp
佐世保市白岳町にあるMグレード認証鉄骨製造業である「大成産業」様のウェブサイト(ホームページ)リニューアルに伴うブランディングのお手伝いをいたしました。
最初は古くなった会社案内を新しくしたいというご依頼でしたが、いろいろとヒアリングをした結果、コーポレートサイトのリニューアルも行うこととなりました。
SNS全盛の今、ウェブサイトをもたずSNSからの情報発信だけ行っているところもあります。アパレルや飲食店といった業種は、画像を主体とするインスタグラムなどと相性が良く、またSNSが唯一の検索手段となっているような若い世代を対象とする場合や扱っている商品・サービスが低価格帯だったり、型番商品や普段から見慣れている商品の場合はSNSだけの運用だけでも全く問題ない場合も多いと思っています。
しかし高額商品や健康にかかわる商品、ニッチな分野の商品を扱っている場合、またBtoBの業種などにおいては、コーポレートサイトは必須です。2つほど理由があると思っています。
その理由の1つ目として、会社の信頼性はSNSだけだと得られにくいということが上げられます。クライアントさんのGA(Google Analytics:アクセス解析)を見ても会社案内のページがホーム(トップページ)の次に見られていることが多く、これは「実際に会社があるのか」「会社は信頼できるのか」「サービス・商品を案して買うことができる会社か」ということを見極めるために見られていることが想像できます。
SNSだとプロフィールに会社・店舗の情報を記載する程度です。そのため実際に会社・店舗へ足を運べる場合はいいのですが、そうでない場合はSNSだけだと信用を得るのは難しいことが多いと考えています。
次にコーポレートサイトとSNSは役割が異なっていることがあります。SNSは無料で発信できること、使っているプラットフォームによっては大きな拡散が見込めることがメリットです。LINEのユーザー数は約9,000万人に迫る勢い、Instagramも3,500万人ほどいますので一発当たればすごいぞ!と夢を見がちです。(笑)
しかしプラットフォームの利用者数がどれだけ多くても、自社のアカウントのフォロワー数が数百程度ではほとんど身内で「いいね」を回しているようなものです。数千規模になってようやく身内の周りにいる人にも情報が届くくらいの認識を持っていた方が良いでしょう。
フォローバックを前提にしてSNSのフォロワーを増やすのは最初のやり方として間違ったやり方ではないと思いますが、関連性のないフォロワーさんの拡散がどこまで有効なのかも疑問です。SNSではある程度、共感してフォローしてくれているフォロワーさんの拡散でないとビジネスにプラスに作用させることは難しいと感じています。
また反面、コーポレートサイトではSNSと違い、自社が大切にしている理念や、商品・サービスに対する想いなどの発信を自社のトーン&マナーのもと発信できるというメリットがあります。
しかしSNSに比べて閲覧者を集める難易度が高いですね。対策としてSEOやコンテンツマーケティングなど手法は様々ありますが効果が出るまでに半年〜1年、それ以上かかることもあります。
こういったことを考えると、ユーザーが多いところで話題性を振りまき、そこからコーポレートへ誘導し、自社の理念や想いに共感していただいたうえで、再度SNSの投稿を拡散してもらうという流れが見えたりもします。実際はそんな簡単なものではありませんが、ツールの特性を把握することである一定の戦略がおぼろげにも見えてくるものです。
今回の業務においては、ビジネスの情報を発信していくうえでSNSは影響力を持たないと判断しましたが、会社の実存証明、信頼性のアピールという観点からウェブサイトの刷新は喫緊の課題であるという判断に至り、会社案内とともにコーポレートサイトもリニューアルするということになりました。
つむぎラボでは事業そのものの方向性を定めるブランディングを行っています。あくまでもウェブサイトはブランディンのアウトプット(外部発信)のためのツールです。
既存事業のテコ入れや新規事業などを軌道に乗せるためには、きちんとした戦略のもと、それに呼応する戦術を丁寧に立案することが大切です。
ブランディングでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
CL:大成産業株式会社(http://tsk3229.jp)
松浦市、佐々町でギフトショップを展開されている有限会社法知園さまの第31期経営計画発表会でセミナーを開催させていただきました。
例年は社員さんだけの経営計画発表会ということでしたが、今回は「ブランド力強化」を計画のなかに盛り込んでおられることもあり、ブランドについての知識を社員さんに深めてもらいたいとの法知園社長、井手様の計らいでセミナー開催との運びとなりました。
7月にて中小企業家同友会北松支部でお話しした「ブランドとブランディング事始め講座」を法知園様の経営計画と社長様の想いにあわせてアレンジした約80分ほどのセミナーです。
セミナーでは日常的に口にはするけれども分かったようで分からない「ブランド」という言葉の意味や、ブランドをどうやってつくればいいのかといったことをコンパクトにお伝えしました。またクイズ形式でブランドに対するイメージを膨らませる質問や、他社の事例紹介などによってわかりやすくブランドとブランディングについての理解を深めていただけたのではないかと思います。
また経営計画にリンクする形で、ブランドを構築するためには会社からの発信だけでなく、社員さんの共感も大切なことなど組織づくり、いわゆるインナーブランディングにも多少言及させていただきました。
コロナ禍の影響は法知園様も例外ではなかったとのことでしたが、そこに負けじと今期始められる新たなチャレンジに、今回のセミナーが良いヒントとなっていたらと思います。
ブランドを確立することで、市場における強い競争優位性を獲得できます。またブランドは売上だけにとどまらず、社内のエンゲージメントや採用などにも好影響を与えます。ぜひみなさんもブランディングに取り組んでみてください。