新築注文住宅をはじめとした建築および不動産事業をされている「グッド・ハウス」様のリクルート用パンフレットの制作を担当いたしました。
人口減少に加え、若年層の都市部への流出は地方都市共通の課題であり、人材の確保はあらゆる業種で抱える課題です。人材不足についてはDXの推進によって解消していこうという流れができつつありますが、DXはどちらかといえば労働集約型の作業を自動化することなどで効率を上げる試みであり、臨機応変に対応しなければならない業務についてはヒトの知見や経験に頼る部分があります。そのためいかにDX進んでも人材の確保は同時に進めていかなければなりません。
採用に関する課題として以前から指摘されていることに、企業側と応募側との間の情報のミスマッチが上げられています。以前に比べ採用に意欲的な企業では解消しつつありますが、いまだに応募者が求める情報を提供し切れていない企業も見受けられます。
応募にあたっては「業績が安定している」「給与が一定以上の水準である」「福利厚生がしっかりしている」といった情報は企業選択の際のスタートラインであり、いわゆる足きり条件です。
応募者が知りたい情報とは、「長く勤められそうか」「仕事にやりがいを感じられるか」「正当な評価をしてもらえそうか」など条件面ではなく、職場環境、自己実現、メンタルヘルスといった部分も含めた総合的な情報であることを心得なければならないのです。
グッド・ハウスさんではこれまでも採用は重視し力を入れており、徐々にスタッフも増えてはいました。しかし業績が上向きな企業に共通の悩みですが、人手が足らないことが事業にブレーキをかけている状況で、スタッフの拡充は企業の成長のためにも急務であるとのことでした。
拡大今回のパンフレット制作にあたっては、長崎県の採用力向上推進事業を活用して進めました。この事業では補助金を受けるにあたり、採用にあたって外部の専門家による現状分析を踏まえた対応策の立案が求められましたので、弊社の方で詳細なヒアリングを行うところからプロジェクトがスタートしました。
毎回書いていますが、リクルート施策においては告知から採用に至るまでの導線の設計が大切になります。
パンフレットは大量に配布するものではないため広く認知を促すものではなく、手に取った方に対して好意をもってもらい、次のアクションにつなげるためのツールという位置づけです。就職説明会ではパンフレットを目にした応募者に対して、同様のトーン&マナーでのトーク(説明)を行う、ウェブサイトでさらに多くの情報に触れてもらうといった施策が必要です。
今後はこれらも含めた採用戦略全体としてサポートが必要だと感じています。
リクルート施策にお悩みの企業様には、告知から採用に至るまでの導線の設計からリクルートサイトの立ち上げをはじめ、テレビCMやウェブ動画、パンフレットの制作までサポートいたします。
CL:グッド・ハウス(https://www.goodhouse-matsuura.com)