ブランドとは単なる「識別記号」

2021年06月13日 ブログ

ブランドとは何か

 


ある特定の商品やサービスが消費者・顧客によって識別されているとき、

その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ

(一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会による定義)


 

私たちが日常的に使っている「ブランド」という言葉の起源をご存じでしょうか。

ブランドという言葉は、古ノルド語の焼印をつけるという意味の「brandor(ブランドル)」に起源があると言われています。

当初は放牧された牛が誰の牛なのか分かるようにつけられた焼印(所有権)は、その語、誰が生育したのか分かる印(識別記号)となり、さらに生産者の違いによる品質の違いが分かる記号(差別化)となったと考えられています。

 

私たちは無数のブランドに囲まれて暮らしていて、意識せずともさまざまな場面で商品、サービスなどをブランドで判断しています。ブランドが無ければ判断が難しいとも言えるでしょう。

 

例えばコンビニでドリンクを買う時は、棚に並ぶ多くの商品の中からブランドを頼りに選びます。洋服を買う時は、「カジュアルなアイテムはこのブランド」といった具合にTPOに応じて購入するブランドを使い分けていることでしょう。高級車を買いたいと思った場合には、「フェラーリか、ランボルギーニか」という人もいれば、「ベンツか、アウディか、BMWか、レクサスか」というように目的に応じて思い出されるブランドが異なります。

 

このようにブランドは私たちが購入を検討する際に、情報を処理し、判断を下すことを助けるものです。企業側の視点でいえば、消費者が購入するまたは購入を検討する段階でブランドを思い出してもらうことで、購入される確率がぐっと高くなります。だからブランドが大切だとされるのです。

 


 

 

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