パーパス策定支援とウェブサイト制作【純粋持株会社】

2023年08月12日 実績

 

FA(ファクトリーオートメーション)の電機制御などを主な事業とする宮本電機株式会社。将来の事業拡大を見込み、新たに持株会社を設立されました。今回はその持株会社であるMTEホールディングス株式会社のパーパス策定およびウェブサイトの立ち上げを支援しました。

 


 

持株会社には事業持株会社と純粋持株会社があります。事業持株会社は子会社の株式を保有することによって経営管理等の企業の統治を行うことに加え、それ以外の事業も自ら行います。対して純粋持株会社では自ら製造や販売といった事業は行わず、子会社の株式を所有し、事業活動を支配することだけを目的とします。
MTEホールディングスは後者の純粋持株会社として設立されました。

 

今回のウェブサイト制作においては、持株会社と事業会社の関係性を明らかにしグループの事業像を明確に示すこと、そしてグループとしての存在感と魅力をしっかりと示すことを前提とすることから、グループとしてのパーパス(存在意義)を定義し、発信していくことになりました。

MTEホールディングとして経営計画は策定されていましたが、パーパスは策定されていませんでした。そのため、一からパーパス策定の支援を行いました。
また将来に向けたグループ全体としての事業ビジョンについても整理を行い、経営計画との整合性を持たせたコンセプトを立案・策定を行っています。

 

 


 

ウェブサイト制作においては「何を」(What)ではなく、「なぜ」(Why)の視点で情報を整理していく必要があります。

「何を」(What)を前提にしたウェブサイトであれば手持ちの情報を体裁良く見せるだけで終わりです。デザイン的なインパクトだけ求めても、共感できる情報がなければ、結果としてホームページを見る人に対して何のインパクトも残しません。

 

「なぜ」(Why)の視点からプロジェクトをスタートさせた場合、手持ちの情報だけではしっかり説明できないケースが多いです。

「なぜ、この事業を行っているのか」「なぜこういった取り組みを行っているのか」ということをきちんと説明するためには、自社に対する深い洞察や,時には新しい視点が必要となります。それは恐らく経営者の頭の中だけにあって、外部に対してうまく説明できなかった「想い」あるいは「志」といったものであり、それこそがステークホルダーが共感するポイントです。しかし簡単に言語化できるものでもないのがやっかいなところです。

 


 

ウェブサイト制作において、つむぎラボでは情報を整理することはもちろん、経営者との対話やインタビュー、あるいはワークショップなどから表層には現れていない「志」や「想い」を丁寧に掘り起こし、それらを新しい『価値』として言語化していきます。時間はかかりますが、それ分重みとインパクトがあるものとなります。

それだけの時間と手間を掛ける理由は、ウェブサイトは外部発信の手段だけでなく、流通するあらゆる情報のハブとなる重要なツールだからこそ、掲載される情報は企業自身とステークホルダーにとって価値あるものでなければならないと考えるからです。

ホームページのリニューアルというのは、バラバラになっている情報を整理するだけでなく、経営者が制作に関わることで深い洞察と新しい視点が得られる意義深い機会です。つむぎラボではブランディングやパーパス策定のサポートによって、体裁を整えるだけではない企業経営の寄与するウェブサイト制作のサポートを行っています。

 


CL:MTEホールディングス(http://mte-holdings.co.jp


 

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